この記事ではこんなお悩みを解決できます!
クレカ積立は非常に便利ですが、注意するべき点もあります。
この記事を読み終える頃には、安心して新NISAでクレカ積立を始められることでしょう。
そもそもクレカ積立って?
クレカ積立とは、クレジットカード決済を使って投資信託を毎月自動で購入する仕組み。
通常の積立投資では、銀行口座から自動引き落としされるケースが一般的。
ですがクレカ積立ではその「支払い元」がクレジットカードになります。

FP2級技能士の資格を持つ僕が記事を書きました!


新NISAでクレカ積立をするデメリット
クレカ積立には便利さがある一方で、いくつかの注意すべきデメリットがあります。
制度上の制限や柔軟性のなさにより、利用者が期待する投資効率や利便性を十分に発揮できない場合があるからです。
クレカ積立は万能ではありません。
自分にとっての使いやすさやリスクを確認したうえで利用しましょう。
ポイント還元率の変更がある
ポイント還元は今後変わる可能性があり、安定的なメリットとは言い切れません。
証券会社やカード会社の都合で、ポイント還元率が予告なく変更されることがあるためです。
現在1.0%の還元があっても、制度改定により0.5%に下がることも。
実際に楽天カードの還元率変更が改悪され、話題になったことがあります。



過信せずに利用しましょう。
買付日が柔軟じゃない
クレカ積立は買付日を自由に設定できません。
なのでライフスタイルに合わせた柔軟な運用が難しくなります。
ネット証券 | 口座引落 | クレカ決済 |
---|---|---|
楽天証券 | 毎月1日~28日 | 毎月1日、8日、12日 |
SBI証券 | 毎月、毎週、毎日、複数日 奇数月(隔月コース) 偶数月(隔月コース) | 毎月7日~9日 |
マネックス証券 | 毎日、毎月 | 毎月20日 |
例えば、楽天証券では毎月1日、8日、12日が買付日と決まっています。
相場の下落時に買いたいと考えても調整できません。
相場のタイミングを狙った購入ができないため、クレカ積立は短期的かつ戦略的な投資には向かない面もあります。
しかし新NISAのつみたて投資枠は毎月一定額を積み立てるのが基本となります。
なので、買付日はあまり気にする必要がありません。



クレカ積立は長期運用と相性良し!
クレカ積立できるカードが限られる
利用できるカードに制限があるため、持っているカードが使えない場合も。
証券会社ごとに連携しているカードブランドが決まっているためです。
ネット証券でクレカ積立ができるカードをまとめました。
証券会社 | つみたて投資枠 の銘柄数 | 対応クレカ | ポイント付与率 | ポイント投資の有無 |
---|---|---|---|---|
楽天証券 | 206本 | 楽天カード | 0.5~1.0% | 〇 |
SBI証券 | 211本 | 三井住友カード | 0.5~5.0%(最大) | 〇 |
タカシマヤカード | 0.1~0.3% | 〇 | ||
マネックス証券 | 202本 | マネックスカード | 1.0~1.1% | 〇 |
PayPay証券 | 96本 | PayPayカード | 0.7%(上限350P) | 〇 |
セゾンポケット | 2本 | セゾンカード | 0.1~0.5% | 〇 |
UCカード |



使いたいカードが対応外だと、新しいカードを作る必要があります。
新NISAでクレカ積立をするメリット
クレカ積立を活用すれば、新NISAの投資効率がUPします。
ポイントがもらえることで実質的な利回りもUP!
さらに自動化により入金の手間も省けます。
手軽さとお得さを両立できるクレカ積立は、投資初心者にとって心強い選択肢となるでしょう。
ポイント還元で投資効率UP!
クレカ積立は実質的な投資リターンを高めることができます。
積立額に応じてポイントがもらえるため、資産形成の効率が上がります。
5万円を毎月積み立て1%のポイント還元があれば、年間6,000円分のポイントを得られます。



ポイントは実質的な利益となるため、積立効率UPの期待大。
買付と入金の自動化
一度設定すれば手間なく継続できるのがクレカ積立の強みです。
毎月自動で決済と買付が行われるため、入金忘れや購入忘れがありません。
例えばSBI証券で設定すると、三井住友カードで自動的に引き落とし・買付が行われます。
自動化により投資の手間が省け、初心者でも続けやすくなります。
資産形成に重要なのは一定額の元本出資を続けること。



投資を手間なく続けられるのは大きなメリット!
クレカ積立ができるネット証券選び方
証券会社ごとに使えるポイントや還元率、取り扱い銘柄が異なるため、自分の投資スタイルとの相性が重要です。
以下の要点を抑えましょう。



機能や条件を比較して、最も自分に合ったネット証券を選びましょう。
ポイントが貯められるか
新NISAでクレカ積立する最大の魅力は、積立金額に応じてポイントが付与される点にあります。
新NISAは、つみたて投資枠が年間120万円です。
つまり投資枠をフル活用すれば、月10万円まで積立が可能です。



2024年から旧NISAから新NISAに改正されました。
それに伴って、クレカ積立の上限も10万円に引き上げられたのです。
仮に、ポイント還元率が1%のクレカを使って毎月10万円を積み立てる場合。
1カ月で1,000ポイント、年間では合計12,000ポイントが貯まります。
銀行口座からの引き落としでは、ポイント還元は得られません。
クレカ決済に切り替えるだけで年間12,000円分のメリットを得られます。
つみたてNISAの活用効果がさらに期待できるでしょう。
ポイント投資できるか
ポイントを投資に活用できる証券会社を選ぶと、資産運用の効率が上がります。
貯まったポイントを再投資に使うことで、元手を増やさずに投資金額を拡大できます。
さらに貯まったポイントはカフェ代や日用品の購入など、投資以外にも活用可能。



ポイント投資対応の証券会社を選び、利回りを最大化しましょう!
銘柄で選ぶ
自分が投資したい銘柄がある証券会社を選びましょう。
証券会社によって取り扱い銘柄が異なり、希望の商品がない場合もあるためです。
楽天証券はオールカントリーなどに強く、SBI証券はS&P500系が充実。



証券会社はネット証券が断然おすすめです!
クレカ積立におすすめなネット証券とカード
還元率や利便性を重視するなら、相性の良い証券会社とクレジットカードの組み合わせを選ぶべきです。
組み合わせによって得られるポイントや利便性が大きく異なるため、選択次第で投資効率が大きく変わります。
以下の組み合わせがおすすめ!
SBI証券+三井住友カード
最大5%のポイント還元があり、投資効率が非常に高いです。
- 三井住友カード プラチナプリファード
- Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード
- 三井住友カード プラチナ
- 三井住友ビジネスプラチナカード
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
- 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners
- 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド)
- Oliveフレキシブルペイ ゴールド
- 三井住友カード(NL)
- Oliveフレキシブルペイ



様々なクレカから選びたい人におすすめ!
楽天証券+楽天カード
楽天証券で楽天カードを使ったクレカ積立を行うことで、
- 投資で直接ポイントが貯まる
- SPUで楽天市場の買い物還元率も上がる
- 複数の楽天サービスと連携すれば還元率がさらに上乗せ
という三重のメリットが得られます。
投資と買い物の両面で効率よくポイントを貯めらるので、非常にお得。
積立金額に応じて楽天ポイントが付与されます。
さらに楽天の他サービスと連携することで、楽天市場での還元率もアップ!
楽天カード(還元率1.0%)で月5万円積み立てると、月500ポイント(年間6,000ポイント)獲得。
さらに条件を満たせば、楽天市場での還元率が+0.5%アップ。
月2万円の買い物で追加100ポイント、合計で月600ポイント(年間7,200ポイント)を得られます。



楽天ユーザーには最適のクレカ積立です!
マネックス証券+dカード/マネックスカード
dポイントとマネックスポイントの両方に対応しているため、選択肢が広がります。
dカード積立で最大1.1%、マネックスカードで1.1%のポイントが付与されます。
複数のポイントを活用したい人には、マネックス証券との連携が有利でしょう。
安定したポイント還元と自由な銘柄選びが魅力。
なので資産形成を効率的に進めたい人にとって有力な選択肢です。
- どちらのカードでも1.1%(積立額5万円まで)の高還元率
- ポイントの使い道が広いため、日常生活にも還元効果が及ぶ
- つみたて投資枠・成長投資枠の両方に対応しており、NISA制度をフル活用できる
- カードごとに特徴が異なるため、ライフスタイルに応じた使い分けが可能
- 月5万円までの積立に対して1.1%のdポイント還元(最大550ポイント/月)
- 貯めたdポイントはコンビニ・ドラッグストア・d払いなどで利用可能
- docomoユーザーとの相性◎、日常のスマホ料金にも充当できる
- 月5万円まで1.1%のマネックスポイントが付与
- ポイントは証券口座への入金やAmazonギフト券への交換など幅広く活用可能
- 証券内のツールや機能も充実しており、投資初心者〜中級者向け
dカードとマネックスカードのいずれを使っても高還元です。
長期的な資産形成と日常の節約を同時に実現できるでしょう。



「楽天やSBIとは違う独自性を求める人」
「ポイントを生活に活かしたい人」におすすめ!
まとめ


新NISAでのクレカ積立は、メリットとデメリットを正しく理解した上で活用することが重要です。
人によって投資スタイルや使えるカードが異なります。
したがって一概に「お得」とは限りません。
自動化とポイント還元でお得に感じる人もいれば、制限にストレスを感じる人もいます。
還元率やカードの種類、投資対象が利用者によって異なるのです。



自分のニーズに合った新NISAのクレカ積立を選択しましょう。